ゴールへの強い必要性があり、その必要性が継続する事で、結果としてゴールへ近づくための行動も生まれる。以前、記事ではそういった事を書いた事があります。その内容に関連して感じている事としてもう一つあるのが、何かを上達しようとする上での「続ける」という事の重要性です。「いや、そんなの当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、それは重々承知の上で、やはり「続ける」という事は外せないと感じているのです。

これは私自身も思い当たる節が多分にある事なのですが、何かに上達しよう、何かをできる様になろうとする時に、そのための方法を実践したらすぐ上達する、できる様になる事をつい想像しがちです。ゲームのキャラクターの装備品を変える事で、キャラクターのスキルや能力が一瞬で変化する感覚に近いと思います。これまで敵に300しかダメージを与えられなかったのが、装備品を変える事でいきなり1000もダメージを与えられる様になった、の様な感じです。ゲームの世界では普通にある事だと思います。

一方、私達の現実の世界で考えてみると、ゲームの世界での装備品に当たるものとしては、自分自身や周囲を取り巻く状況をより良くするための様々な考え方や方法論がそれに当たると言えます(誤解を恐れずに言うのなら、コーチングの理論もその一つです)。その方法論を一度か二度試すだけですぐにその方法論を使いこなせる様になり、即座に自分の能力が開花して様々な事がうまく行き出す。上記のゲームの感覚で考えるのなら、こんな状況を想像するのではないでしょうか。

ただ実際はなかなかそうはいきません。当たり前ですが、もし仮にその方法論がゲームの世界でいう「最強の武器」に当たる様なものだったとしても、その方法論を使いこなせるかどうか、言い換えれば自分の一つ一つの思考や行動に落とし込めるかどうかは全く別の話だからです。例えば、もし「書きたい事をスラスラと書くために必要な10の方法」を知ったとして(他のジャンルでも似た様なものがたくさんありますよね)、文章を書く時にその10の方法をすぐさま落とし込めるかというと、そうはいかない場合の方が圧倒的に多いはずです。10の方法と自分が書いている文章とに意識を行ったり来たりさせながら実際に文章を書く、といった試行錯誤・経験を続ける中で自分なりの感覚やコツを掴んでいき、徐々に落とし込める様になっていくと思います。

何らかの考え方や方法論が勝手に自分に変化を与えてくれるのではない。その方法論を自分なりに実践し続け使いこなせる様になっていく事で、その方法論が自分にとって馴染みのあるものに変わっていき、上達や成長が生まれていく。そしてコーチングの観点から考えるのなら、その「実践し続ける」という事の背景にはゴールに対しての強い必要性が必ずある。自分自身を変えていく。何かに上達する。自分の能力を引き出す。そうしていこうとする時の本質は上記の様な事なのだと、自戒の念も込めつつ記しています。

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