今日は12月1日ということで、2016年も残り一ヶ月となりました。この文章を読んでいるあなたはやり残したことはないでしょうか?ぜひラストスパートをかけていきましょう。

・・・・の様な文章を今日、ブログやFacebookでよく見かけました。「2016年」という一つの区切りがもうすぐ終わるので、それまでにできることをやっていきましょうという感じの内容です。この文章を読んでいるあなたはいかがでしょうか?「なんか実のあることを一つもやれてなくて、このまま一年を終わるのは嫌だな・・」と思っている人もいれば、「今年はいろんなことがかなり変わった。あと一ヶ月さらに加速しよう」とさらにやる気が上がっている人もいるかもしれません。私自身、「あと一ヶ月、どんなことやろうか」なんてことを考えていたりしました。

冒頭で紹介したのと似た様な文章を見ると、いつも思い出す言葉があります。元祖コーチであるルー・タイスがよく言っていたとされる言葉です。

人は、本当の真実ではなく自分が真実だと考えていることに基づいて行動している。

2016年という一年が終わるまで残り一ヶ月。だから何かをしないといけない、もしくはさらにあれもやろう。この様なモチベーションでその「何か」や「あれ」をやるための行動を起こそうとしているわけですが、これを上のルー・タイスの言葉から考えてみると、「2016年」という概念がその人にとっての真実になっていると言えます。「2016年がもうすぐ終わる」と認識したことで、その人の思考や行動が思いきり影響を受けているからです。ただ、2016年という概念が本当に真実なものであるのかと考えてみると、「意外とそうでもないかも…」と言えたりもします。wikipedia等で調べてみるとわかると思うのですが、2016年という概念はグレゴリオ暦という太陽暦を元にしたものです。グレゴリオ暦についてwikipediaに記載されている内容を一部引用すると、

グレゴリオ暦(グレゴリオれき、伊: Calendario gregoriano)は、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦を改良して制定した暦法である。現行太陽暦として世界各国で用いられている。
引用元:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/グレゴリオ暦

とあります。つまり、グレゴリウス13世という過去の人物(もちろん彼一人ではなく、製作するにあたって多くの人が関わっているでしょうが)が決めた非常に人工的なものであるということです。さらに言うと制定されたのが1582年ということは、それ以前は別な暦で時間の流れを認識していたはずなのです。

「2016年という概念は本当に真実なのか?」という問いに対して、「意外とそうでもないかも…」と言えたりもするとは、上で書いた様なことがあるからです。とは言うものの、2016年も残り一ヶ月に差し掛かって「あと一ヶ月、どんなことやろうか」という風に考えてしまったりと、私自身もそうであった様に結構大きな影響を受けているんですよね。現代に生活する私たちにとっての真実になっている。私たちの誰もが、グレゴリオ暦を使って時間の流れを認識し、互いに共有し、様々な行動を計画することが当たり前になっているからです。

もちろん、それが悪いということではないのです。もし仮に「暦」という時間の流れを認識する際の共通のルールがなければ、「では○月○日のこの時間帯に打ち合わせしましょう」といったことができなくなる、もしくはそうすることがとても難しくなってしまいます。一つの暦を使って時間の流れを互いに共有できるからこその利点は、かなりたくさんあるはずです。ですが2016年の中で何もできなかったと感じるからといって、自分を下げたり責めたりする必要はどこにもありません。「2016年」という概念は時間の流れを認識し共有する上ではとても便利なものではありますが、それはあくまでも概念でありルールであってそれ以上でもそれ以下でもないし、ましてや実体があるものでもありません。「2016年の内にやらないといけない」という風に、決して自分の思考や行動を強制できる様なものではないのです。

人は、本当の真実ではなく、自分が真実だと考えていることに基づいて行動している。この言葉を元に、自分の日常の中での一つ一つの思考や行動を振り返ってみると、本当は実体がないものにまるで実体があるかの様に縛られていることが、意外と多くあることに気付きます。そしてその一つ一つに対して、「これは本当にそう?」「これ要る?」とその必要性をしっかり吟味していくこと。そうすることは、自分自身を変革していく上でとても大切なことでもあります。自分にとっての真実は一体どの様なものがあるでしょうか。その真実は自分が選び、決めていいもの。「2016年だろうが2017年だろうが関係ない。俺は俺自身のゴールへ向かうだけ」と考えてもいいし、逆に「せっかくだから2016年も残り一ヶ月という状況を上手く利用して、どこまでやれるかやってみよう」と考えてもいい。それを決めるのは自分自身です。

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