友達と何気なく会話している時、仕事で上司から指示を受ける時、パートナーとゆっくりと過ごしている時。相手のひょんな言葉や態度から心に浮かんできてしまう「イラっとくる」感覚。その瞬間は他に何も考えることができなくなるくらい頭がいっぱいになる方もいると思います。

私は普段、何かに対して怒ったりイライラしたりするということはそんなにない方なのですが(お会いした方には「優しそうですね」とよく言っていただけます。とてもありがたい。)、それでもたまに瞬間的にイラっと心がざわつくこともあります。そういう時私はその「イラっときた」感覚について考えてみたり、観察したりするということよくやります。

例えば、「なんでイラっときたのかな?」と自分に質問してみる。もしかしたらその理由が次々に浮かんでくるかもしれませんがどんどん理由を深掘ってみる。その「イラっと」の背後に隠れているものについて「何があるのかな?」と考えてみる。そうすることでその感情自体は次第に緩やかになってきますし、例えばそこには自分の弱みを悟られたくないという思いや、相手に対して抱いている思い込みなんかがあるといったことが見えてきたりします。

そしてそこで見えてきたものは、自分の中での強い判断基準や価値基準であることが多いのです。それはもしそれがそんなに重要じゃない判断基準なのであれば、わざわざイラッとくる感情を感じなくてもいいはずだから。

日々の中で感じる強い感情に対して「何でそう感じるの?」と理由を考えていく。実はそれは感情からスッと離れるだけでなく、今の自分を深く知るということでもあります。自分の中の強い判断基準は自分がどんな人であるかに大きく影響を与えるものだからです。さらに言えばそうすることは、今の自分の無意識での脳と心の動きの一部分を捉えるということでもある。コーチングの言葉で言う、今の自分のブリーフシステムの一部が見えてきている状態です。

そしてそこで見えたことと「こうありたい」と思う自分とを照らし合わせ、変えていく必要があると判断できたら、これから変えていく。そうしていくことで確実に「こうありたい」と思う自分にも近づいていけます。普段感じる感情や、心の動き。それらを敏感に観察することできっと様々な発見や気付きが見えてくるはずです。

 

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