例えば今の自分や自分を取り巻く状況を変えたいと思った時。例えば思い悩んでいることを解決したいと思う時。そうするためには、今の状態に何らかの形で変化を加えていくことが重要になります。それがどんな変化なのかは今の自分や状況がどんな状態か、そしてどのような方向へ変えていきたいのかで違ってくるとは思いますが、例えばこれまで読んだことがないような本を読んでみたり、これまでとは違うお金の使い方をしてみたり。例えば信頼できる人に悩みを打ち明けてみたり、その悩みの専門家に会いに行ってみたり。

今の自分や状況を変えたい。思い悩んでいることを解決したい。その根っこの部分には、今現在の自分自身や自分を取り巻く状況に対する『不満』があると思います。「自分はこうしたい」という思いと現実としての自分や状況に違いがあるから変えたいと考える。ただその不満を感じている「だけ」では、その状態はずっと続いてしまう可能性も高い。今の自分や状況を「変えたい」「より良くしたい」と思っている状態であっても、今の自分や状況を構成する一つ一つのピースはなんとなく互いにバランスを取り合いながら今の状態を維持できてしまいます。だからそのままでも何となくやっていけてしまう。

不満を何らかの『行動』に変え、何となくバランスが取れている状態にこれまでになかった変化を加えてみる。そうすることではじめて一つ一つのピースの関係性が崩れ、今の自分や状況を変え、思い悩んでいることを解決へと向かわせる状態へ作りかえることができる。ある状態に何らかの変化を加え別の状態に変えようとすることは、個々のピースがバランスを取って関係性を維持している一つの状態から意図的にそのバランスを崩し、はじめとは違う関係性でバランスを取る状態にしていくということ。変化を加える「前」と変化を加えた「後」では必ずどこかが違います。

そして実際に変化を加え出すと、元のバランスが取れていた状態に戻るように、一つの一つのピースが自分に働きかけてくることがあります。例えばそれは、職場の同僚の「最近どうしたの?」という言葉かもしれないし、例えば自分の心の中に浮かぶ「やっぱり無理かも…」という言葉かもしれない。ただそこでそのような言葉や態度を見聞きして元のバランスに戻ってしまうことは、今の自分や状況を変えない、思い悩んでいることを解決しないということを選択するということでもあります。「前」と「後」の『違い』を受け入れていくということ。そして違いを生み出す『過程』もしっかりと受け入れていくということ。今の自分や自分を取り巻く状況を変えたいと思う時。思い悩んでいることを解決したいと思う時。意外と見落としがちで実は大切なことでもあります。

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