コーチングは機能脳科学や認知心理学といった、脳や心の最新の科学の研究成果が元になったもの。コーチングを学ぶことで日常の様々なできごとやものごとの見え方や感じ方、捉え方が大きく変わってきます。今まで「これはこういうものだ」と何の疑いも抱かなかったものも、「実はこれだけじゃないのかも…」「こういう風に考えるのもいいかもしれない」と違う可能性に目を向けられる様になる。私はコーチングに出会ってから数年経ちます。そしてその数年の間にコーチングを学び、実践し続けてきた中でいろいろなことに気付くことができたし、変えることができました。そして自分自身を高めていくこともできた。それは吃音もそうですし一つ一つのものの考え方や行動、能力といったものです。そしてそれらの変化の根底にあるのは、「マインド(脳と心)の使い方が上達した」ということがあります。

例えば、以前の私は気分の波の揺れ幅や周期が結構大きく「よし、やろう」と思えている時はいいものの、「ああ、なんかダメだ…」と思ってしまいどうしようもなく何もやる気が起きない、なんてことがよくありました。そして気分が下がってしまっている期間が一日で終わることもあれば三日続くこともあったし、時には一週間ぐらい長引くこともあった。その間は何かの行動を起こすことがどうにも億劫になっていろんなことがストップしてすごく滞ってしまうんですよね。さらにそうなっている自分にイラ立ちを覚えるも、どうにもできないからさらにイライラし…、と悪循環に陥ってしまう。ただ、コーチングを学び実践し、そして実際にプロのコーチの方からコーチングを受けたことで、その気分の波の周期や揺れ幅がどんどん小さいものになっていった。より正確にいうのであれば、気分の波を一段上の視点から観れるようになり自分でコントロールできる度合いがどんどん増していった。

それはシンプルに言うと、コーチングに触れていく中で『マインドの使い方』が上手になっていったからだと言えます。『マインド』という言葉は、割と一般的に使われる言葉かもしれませんが、どこか捉えどころがなくあやふやに感じるかもしれません。コーチングではそのあやふやに感じる『マインド』について、科学的な背景を元に仕組みや働きを学んでいきながらより良く使っていくための訓練を行っていきます。そうすることであやふやさが徐々に消えていき、確かなものとして感じられる感覚ができあがっていく。コーチングの理論の中で語られる概念やそれに付随する自らの経験が、マインドの状態をきめ細やかに計るものさしであったり、マインドを上手に動かしていくための助けとなっていくからです。

私自身、コーチングの理論の中で語られている知識を理解し、実践していったことで、『マインド』というものをより確かなものとして感じ、上手く使える様になっていった。(もちろん、まだまだ上達できると思っているのでもっともっと突き詰めていこうと思っていますし、それが終わることは決してないと思っています)だから気分の波の揺れ幅や周期を小さくしていくことができたし、「下がっている」と感じたとしてもうろたえずに自分でその状態を上手くコントロールできる様になっていった。それは吃音で言葉が出なかった時のネガティブな感覚の扱い方なんかも含まれます。もちろん気分が下がっている状態がダメなことだというわけではありませんし、実際はそこから学べることだってたくさんある。ただなるべくなら下がっている時よりも上がっている時、より良い状態を維持していたいというのは、きっと誰もが思うことなはずです。

気分の波だけでなく仕事をするにも、人と関わっていくにも、何かを学んでいくにも、生きていく中での全ての体験に『マインド』は必ず関わってきます。そしてマインドをどのような状態にしておくのか、どのように使っていくのかで一つ一つの体験が自分にもたらす影響は大きく変わっていく。だからこそ、その仕組みや働きを知り、使い方に上達するということは実はとても大きな意味を持つのです。

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