例えば電車に乗って席に座り、ゴソゴソとスマホを取り出してゲームをはじめる。例えば自己紹介をしている状況を思い浮かべると、少し身体が緊張してくる。例えば家に帰って荷物を置いたら、とりあえずリモコンを手に取りテレビをつける。

私たちは日常の状況の中で様々なことを考え、行動を起こしながら一瞬一瞬を過ごしています。そしてそれらのほとんどは無意識で行われている。先ほどの例で言うのなら、「さて、何をするか。今俺ができることは何があるかな…。よしスマホでゲームをしよう。じゃあまずはスマホを出して…。」電車でスマホのゲームをしている人で、こんなことを考えている人はまずいないはず。ほとんどの人が条件反射的にスマホを取り出しゲームをしているのではないかと思います。

無意識の振る舞いを意識に上げる

無意識で行われているという状態は、「考えている」「行動している」ということに意識を向けなくても自然とそうすることができている状態です。コーチングで今の自分や状態を変えていく時、そういった普段無意識で行っている思考や選択や行動をゴール側の自分から観て再評価し、そして変えていくことをやっていきます。無意識で行われているそれらが日常の大部分を占めているからです。それらを変えていくことで今とは違う自分や状況を生み出しやすくなりますし、逆に言うとそれらを変えられないままだと自分の変化を実感することはなかなか難しいのです。そしてその無意識の働きを変えていくためのやり方の一つが、前回の記事でも関連する内容を書きましたが自分にとっての当たり前に疑問を持ってみる、というやり方です。

悩みから離れて見えてくること

2016.08.09

『当たり前』のものごとって、ほとんどが無意識なんですよね。当たり前に感じていること、当たり前に考えていること、当たり前に選んでいること、当たり前にやっていること。そういったものに対してあえて、「本当?」「これって必要?」「他に選べるものはない?」と疑問を投げかけてみる。

未来を基準に『今』を判断する

すでに成長した自分、すでに変わった自分、ゴール側の自分。その自分から考えてみてそれらの有用性や必要性を吟味してみる。そうやって日常の当たり前に疑問を感じていくと、「あ、これ要らないかも」「これはもしかしたらこっちじゃない?」「こういう風にも考えられるかも」なんてことがたくさん出てきます。そしてそれを基に、自分の成長を妨げる様に作用していたりもっと別のいい選択肢があったりするのなら、どんどん良い方へ変え洗練させていく。もちろん変える必要がないと判断できるのならそのままにしておいてもOKです。一つ一つの当たり前に対してこういったことをやっていくと、思ったより無駄なことが多かったり特に理由もないままなんとなくで続けていたことがあったりと、いろんな発見を実感できるはず。

ここまで書いてきたことでの私自身の例で言うと、私にとっての「テレビ」がそうでした。私は今テレビは全く観ないのですが、以前は結構好きで連ドラなんかはよく観ていました。ずっと観ていた連ドラの最終話の放送日に友達から「遊ばない?」と誘いがあったら、「ん~…、ゴメン!」と連ドラを優先するなんてこともそんなに少なくなかったと思います。ただ上でお伝えした様にテレビを観ることに対して疑問を感じてみると、ゴール側のすでに成長した私にとっては、「要らなくない?」とそんなに必要じゃないことがわかりました。逆にテレビを観ていた時間を別のことに割り当てた方がいいとも判断できた。だからテレビは観ない、基本的に付けないということを心がけていきました。

はじめの内は「…まあ、今日はいいかな。」と付けてしまうこともありましたが、次第にテレビがついていない状況にも慣れていき、今ではテレビを観ないことが私にとっての新しい当たり前になりました。むしろ今ではダラダラとテレビを観ることの方がどうにも耐えられなくなってしまったほどです。

普段無意識で当たり前に感じ、考え、選び、行動していること。その「当たり前」に疑問を持ってみるといろいろなことが見えてくるはずです。自分を現状に留める方向に働いている「当たり前」もきっと見つかってきます。そしてそれらをすでに成長した自分から、ゴール側の自分に相応しいものに変え洗練させていく。そうすることで自分自身や周囲の状況は必ず変わっていきます。

あなたにとって今、どんなことが当たり前になっているでしょうか。

 

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