例えば仕事で思いがけないミスをしてしまい先輩に注意されヘコんでしまった。「あ~あそこでもっと気を付けてやっとけば…。何でああ思っちゃったんだろう…。」その後もミスをしてしまったことを何度も思い返しては悔やんでしまう。気分が落ち込んでしまい、その後のやるべきことにどうにも身が入らない。

何かに失敗してしまったり上手くいかないことがあって、その後に何度もそのことを思い返しては気分が下がってしまう。仕事でもプライベートでも思いがけずそうなってしまう時って多いのではないかと思います。そういった時にどう対処していくか。コーチングの観点から考えるととてもシンプル。『これから』どうしたいのかを考え、『これから』どうするかを考えるです。

今の自分に向かって流れてくる

コーチングでは『時間は未来から現在そして過去へと流れていく』という時間観でものごとを考えていきます。一般的には過去から現在未来へと流れると考えると思いますが、それとは逆の考え方をする。今この瞬間を生きている自分へ向かって、未来からどんどん時間が流れてくる。そして現在を通り過ぎた時間はどんどん遠くへ過ぎ去って過去になっていく。川に入って上流の方を向いて立つと上流から下流へと水が流れていく様子を見ることができますが、その水の流れと同じ様なイメージです。

あるできごとがあって何かが上手くいかなかったということは事実だと思います。そしてそのできごとが、あまり望ましくない今現在の状況を生み出す原因の一つになったのかもしれない。ですがそのできごとはもうすでに過去のこと。川の水が下流へと流れていく様に、そのできごとが起きた時間もどんどん遠くへ過ぎ去っていきます。タイムマシンがあれば違うかもしれませんが、その時間に戻ってやり直そうと思ってもそうはいきません。

さらに言うと、起きたことを思い返している間にも時間はどんどん未来から今の自分へ向かって流れてくる。ただ、下流に流れていく水ばかりを眺めているだけでは上流から流れてくる水に見ることができないように、過去のことを思い返してばかりではこれからの時間をより良いものにする機会をなくしてしまいかねないのです。

これからどうするのか

もちろんこれから同じことを繰り返さないようにするために原因を洗い出す、という目的で振り返ることには意味があるとは思います。ですが原因さえわかれば、以降はもうそうする必要はないはずです。今現在の状況があまり望ましくないのであれば、やるべきことは今の状況をより良い状態に変えていけるよう、これからの自分の在り方や思考行動に変化を加えていくこと。

そのために大切なことは上手くいかなかったことを何度も思い返すことではないんですよね。こうありたいと思う未来のゴールをイメージし、そのゴールのイメージを元にこれから行動を起こしていく。これからどんどんやってくる未来にどのように行動しどのように働きかけていくか、ということなのです。もちろんこれは言うは易く行うは難しなところがあるかもしれません。今すぐパッとできるかと言うとそう簡単にはいかないかもしれない。ですがそれでも何度も自分なりに繰り返してみる。「現在 → 過去」に向きがちなフォーカスを「未来 → 現在」へ向くように何度も何度も修正していく。例え仕事でミスしたとしても、「これからどうしたいのか」「これからどうするのか」「これからどうあるのか」と自分に問いかけていく。そうやって試行錯誤を繰り返す中で必ず『これから』は良い方向へ進んでいきます。

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