前回の記事で、今現在の自分のコンフォート・ゾーンを変えていくために、『今やっていることをやめる』という観点で日々の行動を見直してみることを書きました。

あえて『やめる』を選択する

2016.07.29

新しく何かを始めるだけでなく、今やっていることで「これは要らなくない?」と思えるようなことをやめてみる。そうするとよりコンフォート・ゾーンのバランスを崩しやすくなる。また、何をやめるかということを見極める時はゴール側のコンフォート・ゾーンを基準に考えていく、といったことも書いたのですが、今回はそのことについてもう少し掘り下げた内容を書いていきたいと思います。

『今の自分』にとって快な方向の情動・感情をキーにする

何をやめるかを考える時、こうありたいと思うゴール側の自分自身のコンフォート・ゾーンを元にして今の状況を見直す。このこと自体には変わりはありませんが、その時にちょっとしたコツのようなものがあります。それは、自分の『情動』や『感情』に注目するということ。

「今の自分にとって『嬉しい』『楽しい』『気持ちいい』『愛着がある』と感じるけれど、でもゴール側の自分にとってはそこまで関心を示さないはずだ」という観点で今の自分のコンフォート・ゾーンを洗い出す。そしてそこで該当するものがあればそれを思い切ってやめてみる。

なぜ『情動』『感情』に注目するかというと、それが強いものであればあるほど今の自分のコンフォート・ゾーンにより強く、しっかりと組み込まれている可能性が高いからです。『~依存』という言葉が存在するように、自分に快の情動を生じさせるようなものごとや経験には依存性があります。そして依存するということは、それを何度も繰り返すということです。もっと言うのなら繰り返してしまう、ということ。

それはつまり、自分にとって他のものよりも強い状態で『当たり前になっている』と言えます。ということは逆に言えば、それをやめることができれば、今のコンフォート・ゾーンのバランスもより崩しやすくなるということなのです。

強く組み込まれているからこそ、反論や不安が生まれる

そして「何をやめようかな?」と考えて、上に書いたような条件で見直してみて該当するものがあった時。これは実際にやってみるとわかると思うのですが、きっとやめなくてもいい理由となるような言葉が心の中にたくさん浮かんでくるはずです。「これまでこんなにお金を掛けてきたのに…」「とりあえず今ある分を全部食べ切ってからでいいかな…」「急に行かなくなったら変に思われるんじゃないか…」

ただそういう言葉が浮かんでくるということは、逆に言えばそれだけ今の自分のコンフォート・ゾーンに強く組み込まれているということでもあります。そうでなければそんな言葉など浮かんでこずに「うん、これやめる」で終わりだからです。つまりそういう言葉が浮かんできたということは、それは逆にコンフォート・ゾーンを変えるチャンスでもあるということなんですね。

そしてそれを本当にやめることを決意し実際に行動を起こした時。例えば、これまでたくさんお金を掛けてきたスマホのゲームアプリを削除したり、冷蔵庫に蓄えているお菓子を全部捨てたり、毎週のように行っていた飲み会の誘いを断ったり。

その行動を起こした直後は「これ大丈夫かな…」と、ちょっと不安な気持ちを感じることがあります。ですがそれも一時的なもの。時間が経つにつれてすごくスッキリした感覚に変わっていって、これまでいかに自分が縛られていたかがよく観えてくるようになるはずです。人によってはその感覚がなんだか楽しくなり、「次は何やめようかな…」なんてことを考えだすという方もいると思います。

私自身、これまでこうやっていろんなものごとをコンフォート・ゾーンから外してきましたが、その度にそのようなことを感じていました。外した瞬間は「なんかソワソワするな…」のような感覚だったのが、「あ、なんかすっきりしてきたかも…」に変わり、「俺はコンフォート・ゾーンを変えることができている。次は何を外そうか」へと変わっていく。そしてその感覚がさらに次の行動を生み出すエネルギーになっていった。

今の自分のコンフォート・ゾーンと、ゴール側の自分のコンフォート・ゾーンを照らし合わせ、新しい要素を加えたり要らないと思える要素を外していく。それをどのようにしていくかを、あなた自身が判断しあなた自身が決断していくという経験。その経験の一つ一つが『今の自分や状況を変えていっている』という感覚の手触りをより確かなものにしていきます。これから何をはじめて、何をやめようと思いますか?

 

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