何かの物事へのこだわり。それを変えていくという視点は、今とは違った自分自身へとなっていく時に意外と関わりがある事です。周囲の状況や目の前にある何かが、自分が持っているこだわりからズレている時。イライラといったネガティブな方向の感情を感じたり、どこか落ち着かない様な違和感を感じたりします。そしてその周囲の状況や目の前にある何かを、自分のこだわりの形に合った状態へ変えたくなってしまう。自分が感じる「あるべき状態」に戻したくなってしまう。

例えば、職場の同僚が作ったExcelの資料を流用して別の資料を作っている時、文字のフォントやセルの色使いといった見栄えの部分がどこか気持ち悪くてついつい設定をいじったり。例えばお気に入りのカフェに行った時、いつも座るお気に入りの席に先客が座っていたから別の席に座ったけれど、先客が店を出たので急いでいつものお気に入りの席に移動したり。

そこで感じた、ネガティブな感情やむずかゆい違和感。それは言ってみれば、周囲の状況や目の前にある何かが今の自分にとって好ましい状態ではない事を知らせるシグナルの様なもの。もし自分にとって好ましいのなら、そういった感覚が生じる事はないのです。その「好ましい」「好ましくない」を決めるのは今の自分が持っている価値観であり、その価値観の総体がいわゆる「自分はこういう人です」という自分自身への実感です。今とは違った自分自身へとなっていく。今の自分ではできない様な事を当たり前の様にできる様になる。それは言い換えればその「自分はこういう人です」を修正し、結果としての自分の一つ一つの言動を変えていく事でもあります。だからこそ、自分にとって「好ましい」状態である何かへのこだわりを変えてみる事は、意外と深い視点なのです。

もちろん全てのこだわりを変える必要があるわけではありません。そのこだわりが自分にとって良いものなら(コーチングの観点で言うと設定したゴールに則したものなら)そのままにした方がいいと言える場合だってあります。そして言わずもがな、変えなければいけないというものでもない。どうするかは自分で選択する事です。ただ一つ一つのこだわりは、無意識レベルで自分に大きな影響を及ぼしているものの見方・捉え方が基になっている事も多いので、それをスパッと変えてみる事で、思いの外自分の大きな変化の実感を感じる事も多かったりします。自分が今持っている、何かへのこだわり。それはどんなものがあるでしょうか。そこには自分がもっと良い状態になるための隠れたヒントがあるかもしれません。

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