心から「こうあるんだ」「これをやるんだ」と迷いなく思えて、そして今の自分のままじゃまず達成できない、今の自分からは大きくかけ離れたところにあるゴールを定める。そしてそのゴールを今の自分がもう達成しているかの様に自由にイメージを膨らませ、臨場感をどんどん強めていく。

その結果起きてくる事。それは今現在の自分自身や自分を取り巻く状況に対する、とても強い違和感です。心理学やコーチングで「認知的不協和」という言葉で説明される状態です。イメージの中ではガンガンに活動している自分がいるのに、イメージから離れふと周りを見渡してみると、そのイメージとはかけ離れた現実がある…。その大きなギャップが強い違和感を生みます。

その違和感がどんなものかは非常に言葉で表しにくいのですが、例えば「どうにもモヤモヤして…」という感覚であったり、例えば「なんか無性にイライラする…」であったり。これはとても主観的な感覚なので(全ての感覚は主観的だとは思いますが)、人によってその感覚やその感覚を表す言葉は大きく違ってくると思います。

そしてその時、「何で自分はこんな事しかできてないんだ…」とか「でも今こんなだし、やっぱり無理かも…」の様に、つい今の状態に止まろうとする言葉を心の中で呟いてしまいがちです。上に書いた違和感を解消するために、現状維持の方向へ無意識の働きが作用したが故ですね。

ですがその様な時こそ上の様な言葉ではなく、ゴールのイメージを正とする様に働く言葉や、その「違和感を感じている」という状態を肯定する様な言葉を自分に投げ掛けてあげる事が大切です(もちろん、ゴールイメージの臨場感をもっと強くする事も)。

その時に感じている違和感は、見方を変えれば今の自分に変化が起きだしている何よりの証拠。無論、ゴール側の自分へと成長していく、近づいていく事を望んでいるのだと思います。だからこそその違和感を感じている状態は望ましい事であり、今の状態をゴール側へと変化させるチャンスでもあるのです。

ゴール側の自分自身の臨場感が強まってきた結果として起こる、今の自分への強い違和感。それは一見すると好ましくないものに思えるかもしれませんが、その違和感こそが今の自分を変える行動を起こそうと思う原動力です。

そしてその違和感を意図的に生み出していく事は、コーチングを実践する中での狙いの一つでもあります。自分が正しくコーチングを実践でき、変わり始めているという『良いこと』としてその違和感を捉えても大丈夫なのです。その違和感を楽しむぐらいでいきましょう。

 

 

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