例えば、好意を抱いている異性といい関係になりそうで、思わず気分が上がっている時。仕事がいつもよりもちょっと楽しく感じられたり。例えば、何だか気怠くてどうにもやる気が起きない時。いつもは楽しくて仕方がないものがどうにも味気なく感じられたり。

普段の日常の中で感じる、様々な感情。それがよりポジティブなものであると、いろんなものがポジティブに感じられますし、逆によりネガティブなものであると、いろんなものがネガティブに感じられたりもする。その様な経験は日常の中で結構あるんじゃないかと思います(私もたくさんあります)。

前者の様な状態であれば何の問題もないとは思いますが、後者の様に状態はなるべく避けたい、もしくはすぐ抜け出したいと感じる人も多いはず。その状態を一概に「悪いものだ」と決めつけられるわけではないでしょうが、何にもやる気が起きずズーンと停滞感だけが感じられる状態より、様々な物事に対してやる気ややりがい、楽しさや喜びを感じながら過ごせた方が良いのは言わずもがなだと思います。

とは言うものの、なかなかそうはいかない時もある。そういう時のためにオススメなのが、そういった感情の状態、意識の状態を切り替える「自分なりのやり方」を事前に作っておく、という考え方です。

自分なりのやり方を自由に作る

何に対してもやる気が起きない時、自分の頭の中を覗いてみると、ネガティブな言葉やイメージ、感情がたくさん浮かんでいると思います。そして頭の中にその様な言葉やイメージがいっぱいなのであれば、自分がインプットした物事もどうしたってその感覚に引っ張られる形で認識してしまう。その様な言葉や想起されるイメージへと意識を向けてしまいがちになる。

だからそういう時のために、「こうすれば結構スッと切り替えられるな」という自分なりのやり方、方法を事前に作っておきます。その方法は何だってOKです。例えば、何かの本で読んだ「気持ちをスッと切り替える10のコツ」といったものを忠実に再現するでもいいし、映画のDVDを観るでもいいし、思い切り身体を動かすでもいいし、「身体や呼吸に意識を向ける」でもいい。

その方法を何度も繰り返し実践し「よし、これをやれば切り替えられるな」と思える様になるまで磨き上げておくのです。『その方法を実践する → 切り替えられる 』というパターンを自分の中で強いものにしておく。大切なのは、「方法そのもの」ではなく「どれだけ切り替えられるか」「どれだけ切り替えやすいか」です。言い換えると、その方法に「気持ちを切り替えるためにやる事」という『役割』をどれだけ強いものとして持たせられるか。そしてそれらの度合いを高めていくためには、事前にしっかりと訓練しておく事が重要です。

ポイっと捨てる

ちなみに参考までに、私はどういう風にやっているかと言うと、そのためのレパートリーはいくつかあるのですが、その一つがゴミ捨て方式(私が勝手に名付けています)です。

「なんか下がりぎみだな…」と感じたら、まずそのネガティブな感覚を自由にイメージします。「こんな色だな」と視覚化したり、「ちょっとモワッとしてるな」と触覚を感じてみたりする。そしてそれを少しの時間維持する。その「ネガティブイメージ」を結構リアルに感じられる様になってきたら、「ネガティブイメージ」に(これまたイメージ上の)消しゴムをささっとかけ、色を薄くする。次に「ネガティブイメージ」を指でキュッとつまむ感覚で小さくする。最後に、(イメージ上の)手で掴んでポイっと周囲へ投げ捨てます。

※「エモーションコントロール」と題して、苫米地英人博士も動画で紹介されています。上に書いたやり方も以下の動画の内容を参考にさせて頂きつつ、私なりにイメージしやすい形にしています。

自分で作るから臨場感を感じやすい

もしかしたら「本当にそれで切り替えられるの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。私はこれで結構切り替えられる様になりました。ただ、はじめから上手くいっていたかと言うとそうではなくて、「こういう風に視覚化した方がいいかな」とか「この手順を入れた方がいいかな」と、ある程度試行錯誤を繰り返した結果として切り替えられる様になりました。

上の様にイメージする事はなんでもない事だと思います。ただ、それを何度も訓練する事で、結果としてそうする事に「気持ちを切り替えるためにやる事」という役割を私自身が持たせられる様になった。だから、より上手に切り替えられる様にもなったんですね。言い換えると、上の方法に対して「これをやれば切り替えられる」と高い臨場感を持って思える様になったという事です。

誰かに充てがわれたやり方を何も考えずにやるだけでは、臨場感はなかなか高まりません。自分で試行錯誤しながらその方法を磨き上げるからこそ、臨場感も高まっていきます。だからこそ「自分のやり方」を大切にしてもOKなのです。

 

 

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0Share on Google+0Email this to someone

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です